渋谷、ニューヨーク、ロンドン、ニューデリーなど、
人口密度の高いGoogle ストリートビュー上の都市でボケていて顔認証されていない人物を主な対象に
モザイク解析ツールであるpulse を使ってデータを取り込みました。
すると、取り込まれた元データにエラーを起こしたまま、色彩を失ったモザイクがラーニングされ、
色素が薄い人物がほとんどの確率で浮かび上がります。
実際、判定はかなりシビアでGoogle 側でモザイクをかけられた人物にはほとんど解析されないが、
人間であるという境界線は非常に曖昧で、PULSE に与えられた学習情報に依存して
今回の場合はアジア系の人物も白人に書き換えられます。
また、かつてGoogle フォトで黒人がゴリラにタグ付けされてしまっていたという「ゴリラ問題」
や、反対にディープフェイクによる政治家や著名人のフェイクニュースがテクノロジーに紐付き、
人間が人間を認知することと人工知能が認知する人間のズレが課題として浮かび上がります。
これは人種による差別問題や、インターネット時代おけるデマやフェイクニュースなどバイアスがかかります。